書浪人善隆オフィシャルサイト

▼ メニュー

沖縄再発見の旅 「喜如嘉の芭蕉布」


昨日、「人間国宝」に合うと嫁が言う。
私の近隣には、独り昔は「おじー」と読んでいた父の親友が今では、上に同じく「人間国宝」先生と読んでいる。こんなにも身近に偉大な国の宝者に触れる機会はやはり、父に感謝。またその恩恵で気さくに話をしてくれる「紅型」の一任者でもある方に感謝。
そんな所に、嫁が宝者に合うと言うのだから気にならない訳が無い。「?どなた?」。
沖縄県いや日本中どこを探してもこれだけの長寿の里はないだろう、北部にある「大宜味村喜如嘉」オオギミソンキジョカと読む。
そこは、昔から織物の里でありまた今現在も尚その織物は沖縄県を代表する重要無形文化在の指定も受け、後継者育成や、伝統工芸の保存に日々尽力なさっている。そんな途方も無い仕事に「人間国宝」の平良敏子さんは毎日休みなく芭蕉布の事を考えているらしい。

なんだか 悟りを得た様な雰囲気は「紅型」の国宝に似る所があり、やはり何だかの「オーラ」が一緒なきがする。何かひとつの事を究極まで自分の体で、長い月日の中から、得る技術を「藝術」と呼び、その匠な技が生み出す作品には誰をも魅了する何かが棲んでいるのであろう。そこの芭蕉布にもその「藝術」は存在する。本当にきれいなのだ、信じられないだろうが、一本一本の繊維が「光輝」いている。
高価な「芭蕉布」一度手にすると、魔法の様な衣が、身に纏うと琉歌の一説に「蜻蛉の羽」の様な衣を彷佛させる。
そんな「布」を作る「国宝」は88歳の元気なスーパーおばぁーちゃんでした。

2008.09.23

2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年