書浪人善隆オフィシャルサイト

▼ メニュー

沖縄そば事情


沖縄そば文化については昨今多くの自称グルメなる輩(自分含め)が語るので、基本的な事項だけ今回は触ることにする。
『フーフー』から始まるように、熱々のスープに小麦粉のやや白い色より黄色い麺で地域により麺の種類も”丸””平””太””細”に別れる。
最近では麺の種類を選べる専門店なる店も出てきている。
沖縄そばは、基本的に
□「沖縄そば」 :鰹だしや、豚骨だし、豚の三枚肉、かまぼこ、ネギ、紅生姜、丸縮れ麺
□「ソーキそば」:鰹だしや、豚骨だし、豚のスペアリブ、かまぼこ、ネギ、紅生姜、平縮れ面
□「宮古そば」 :鰹ベースだし、豚の三枚肉(麺に隠す)、蒲鉾、ネギ、紅生姜、丸太縮れ麺
□「八重山そば」:鰹だし、豚骨だし、豚肉の細切れ、蒲鉾、ネギ、紅生姜、細丸縮れ麺、
上記はあくまでも基本的でおおざっぱな入り口です。
面白いのは宮古そば、一見すると”へっ?麺だけ?”ってびっくりするはずです。それもそう見るからに具が見えない、麺の中に隠してあるような感じで出てくる。実は母が宮古島の出身であるが聞いてみたが”なんでかねー”であった。興味もたれた方は是非食べて調べて欲しい。
そんな基本系の沖縄そばも、だいぶ様変わりしてきた。時代と共にやはりこの文化にも新しい風が吹きはじめているのである。
まずは「スープ」やはり命とも言える出汁。
日本全国にラーメン通は多くいる、その一見ラーメンのスープとも思えるスープを様々な素材に「こだわり」の沖縄そば汁でなくスープ作りに躍起になる店が多くなった。こってり系、さっぱり系 に別れるが基本的に豚=こってり 鰹=さっぱりに別れる。
次に「麺」だ、一番顕著に別れてきたのが、この沖縄そばの麺も”手打ちオリジナル麺”が今は流行っている。しかも”灰汁入り”でなきゃいかんらしい。灰汁と言えば、沖縄本島北部にある食堂。
ここの店はその沖縄そばと、じゅーしー(炊き込みご飯)だけで大形店鋪を姉妹店としてオープンさせた。メニューがそれだけ。もじどおり行列のできる店。もしかしたら、並ぶ事の嫌いな沖縄の人でさえも並んでしまう程の店なのだ。

沖縄のそば屋のこぼれ話し。
お昼時、忙しい食堂の店内 おじーとおばーの二人で30年なんとかやってきた小汚い店長島茂雄のサイン色紙と命名の書かれた紙が壁に色褪せて這ってある。店内の油で、セメントのうちっぱなしの床は「ペタペタ」くっ付く音がする店。

客:おじー!だぁー ソーキ大ねー よーっ!へーくなーよ
  (お爺さん、お願いねー ソーキそばの大 早くしてね)
爺:まかちょーけ
  (まかせておいてー)
婆:はい あいすわーらー
  (はい アイスウォーター)
客:にへーでーびる
  (ありがとう)
爺:はいさい
  (はいいっちょあがり)
婆:はーい 兄さん うさがみそーれー
  (はーい お客様 どうぞめしあがれ)
客:はいはい えっ?
  えーーーおばー 指っ! 指よ-! 親指がそば中に入ってるさー
  (はい えっ? おばさん 指がそばの中に入ってるよ)
婆:はーーーー? 何? 
  あがやー 兄さん なにもしないさー 手は洗ってあるよー
  親指しか入ってないっさー!
  (ええー?何?何も入って無いよ 手は洗ってあるし 親指だけしか入ってないよ)
客:あがや
  (しかたないか)

こんなやりとりが、昔の「そば屋ー」にはあったとか。
写真 上から ソーキそば、沖縄そば、八重山そば、宮古そば

2007.07.13

2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年